初めまして、福留尚子です。
シドニーでの生活も気づけば10年。2014年に家族と移住して以来、今はシドニーと東京の二拠点生活を楽しんでいます。
シドニーの青空の下、緑豊かな公園を愛犬ソルティーと歩くのが毎朝のリフレッシュタイム。心地よい風を感じながらの散歩は、心をリセットしてくれます。また、お気に入りのカフェで一人の時間を楽しむことも大切にしていて、自然体で過ごす日々が心地よいです。
そんな毎日の中で、ふと感じるのは、物が豊かでも心が満たされていないと感じる人が多いこと。かつての私も、周りからは恵まれた生活に見えていましたが、なぜかぽっかりと満たされないものがありました。どこかで「自分はわがままだ」「こんな自分はダメだ」と責めてしまい、喜びや感動にも無意識にフタをしていたのです。
そのことに気づいたのは、家族で訪れたパリのルーブル美術館で、素晴らしい絵にさえ感動が湧かない自分がいた瞬間でした。
その後、心の内を素直に見つめることを学び始め、「光覚」という、自分の内にある輝きを表現する大切さに気づきました。誰もが心に持つこの「光覚」が、日々の中で少しでも輝けるようになれば、きっと心が豊かになるのではないかと思っています。


My Story
子供の頃、私はオーラが見えたり、感情に敏感で繊細な子供でした。5歳の頃には、神様が愛と平和を説いているのに、なぜ人は戦争をするのか疑問を抱いていました。周りの子どもとは少し違った考えを持っていたため、自分の「違い」を消そうと必死になっていました。
約15年間、ロンドン、東京、NYの大手金融機関やエグゼクティブサーチファームでコンサルタントとして勤務していました。外から見れば華やかで物質的にも恵まれているように見えましたが、心の中は孤独と虚しさに包まれていました。自己卑下が強く、自分に価値がないと思っていたため、円形脱毛症や自律神経失調症、パニック障害に苦しむようになりました。私自身が「HSP(Highly Sensitive Person)」であることにも気づきました。
38歳で結婚し、出産後は家事と育児に専念しました。娘を有名私立女子校の幼稚園に入れ、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいましたが、娘が中学生になるタイミングで家族と共にシドニーに移住しました。シドニーでの生活は、家族3人で穏やかに暮らすことを期待していましたが、夫は日本の仕事が忙しく、月に一週間しかシドニーに戻れませんでした。
この状況は、私にとって非常にストレスの多いもので、夫に対する不満が高まりました。夫婦関係は悪化し、離婚の危機にまで追い込まれました。
その時、娘から結婚記念日に「離婚しないでくれて、ありがとう」と書かれたカードをもらい、胸が締め付けられるような思いをしました。娘にこんな苦しい思いをさせてしまっていることに気づき、私自身も限界を感じました。
「自分を変えたい」と強く思い、メンタルケアや占星術、コーチングなどを模索し始めました。あるスピリチュアルな先生との出会いが私の転機となり、その学びを通じて、内面が少しずつ変わり始めました。特に、夫との関係が改善し、理解し合えるようになったのです。
この過程で、「自分の思考や感情、目に見えない波動が人生を大きく左右する」ということに気づきました。アメリカの著作家でありホリスティックライフコーチのアラン・コーエン氏と出会い、「奇跡のコース」を学ぶことで、自分の心に素直になり、本来の自分の中にある輝きを見つけることができました。その輝きとは、喜びや幸せを感じる力であり、自分自身から放たれる美しい光(エネルギー)です。
この体験を通じて、私は自分を大切にし、愛と豊かさ、自由に生きることを学びました。そして、今、同じような悩みを抱えている人々の手を取り、共に歩んでいく存在になりたいと強く願っています。
現在、ライフコーチングとスピリチュアルを融合させたセッションを提供し、クライアントに寄り添いながら心の癒しと自己発展をサポートしています。また、昔から興味があったインテリアやファッションにも挑戦し、自分が本当にやりたかったことを追求しています。